iSCSIでTimeMachine
の続き.
実際にやってみる.
見てくれた人が試せるように用語についてはわかりやすいようにポイ言葉にしてあります.
詳しく知りたい人は自分で調べましょう.
で,まずは環境をざっと.
サーバ(ターゲット)側の設定
まずサーバの設定をする.
/etc/sysctl.confに
net.core.wmem_max=1048576
net.core.wmem_default=1048576
net.core.rmem_max=1048576
net.core.rmem_default=1048576
net.ipv4.tcp_mem=1048576 1048576 1048576
net.ipv4.tcp_rmem=1048576 1048576 1048576
net.ipv4.tcp_wmem=1048576 1048576 1048576
とカーネルパラメータを設定する.しなくてもいいらしい.
メモリをたらふく積んでいるのでこの設定で.
でsysctlのアップデート
$ sudo sysctl -p
そしたらiscsitargetをインストール
$ sudo aptitude install iscsitarget
そしたら,iscsiドライブの設定をする.
今回は/dev/sdaを見せるようにする.
認証はCHAP認証でいく.セキュリティをさらに上げたい方はVPNでプロトコルごと暗号化すべし.
認証は2段階になっていて,まずサーバ側のターゲット検索用とターゲット接続時がある.
最初のIncomingUserとOutgoingUserが前者,2個目が後者.
IncomingUserとOutgoingUserのユーザ名とパスワードはよくわからんので同じものを使う.
また,ターゲット名はユニークになるように設定する必要がある.
慣例では"iqn.年-月.yourdomain:任意の名前"っぽい
で,それを/etc/ietd.confに書き込む
# search時の認証
IncomingUser username1 password1
OutgoingUser username1 password1
# target設定
Target iqn.2009-02.net.example:yamaneko-mac-backup0
Lun 0 Path=/dev/sda,Type=fileio
# 接続時の認証
IncomingUser username2 password2
OutgoingUser username2 password2
ってなかんじにする.
で,設定を更新すべくiscsitargetを再起動
$ sudo /etc/init.d/iscsitarget stop
$ sudo /etc/init.d/iscsitarget start
エラーがなければうまくいってるはず.
クライアント(イニシエータ)側の設定
MacOSXから接続するにはglobalSANというフリーなクライアント(iSCSIイニシエータ)があるのでこれを使う.
上記リンクからダウンロードしてインストールする.システムの再起動が必要なので注意.
そうするとシステム環境設定にglobalSANの項目が追加されるので開く.
そしたらPortalsタブでサーバを追加する.
な感じに.
そしたらTargetsタブに
のようにさっきのターゲットが現れる.
右のconnectチェックボックスにチェックをつけると
と出るので2個目のidとパスを入れる.
で,成功すると,なんか警告が出るけど無視.
認識できたか確認するにはDiskUtilityかなんかで見る.
か,勝手に/dev/disk1というデバイスファイルを作るのでこれを見てみてもよい.
$ fdisk /dev/disk1
Disk: /dev/disk1 geometry: 121601/255/63 [1953525168 sectors]
Signature: 0x0
Starting Ending
#: id cyl hd sec - cyl hd sec [ start - size]
- -
1: 00 0 0 0 - 0 0 0 [ 0 - 0] unused
2: 00 0 0 0 - 0 0 0 [ 0 - 0] unused
3: 00 0 0 0 - 0 0 0 [ 0 - 0] unused
4: 00 0 0 0 - 0 0 0 [ 0 - 0] unused
と表示されるはず.
以上,今日はここまで.おやすみなさい.